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覇権握ったアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』——キーワードは「シャフト」「新房」「虚淵」「グロ展開」

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―本誌ライターの小山内さんによる、コラム「オタク学」。「オタク的な分野×社会学」というテーマのコラムは第24回です。―

アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』が、第三話放送以降ネット上の話題を独占している。当初ライバルと見なされた『IS インフィニット・ストラトス』や『フラクタル』を大きく引き離し、「冬クール」の覇権を手にしそうない勢いだ。(TOP画像は「魔法少女まどか☆マギカ」より引用)

その理由と、すごさを探る。

■ネットで加速する「覇権」論争 「売り上げ」「視聴率」「話題性」「注目度」など

TVアニメは、通常12~13話程度の「クール」単位で放送される。一月の初めから始まった今クールのアニメもそろそろ中盤戦に突入。どの作品が一番人気かという議論も、そろそろ固まってきた感じだ。

もちろん「何が面白いか」など個人の主観に過ぎないのだが、やはりネットという議論の場があると争いは白熱していく。

今期アニメのBD/DVDが発売されるのはまだ先なため、オリコンの売り上げランキングなどには反映されていない。

また深夜放送のための録画や、ネットで視聴できる環境が整ってきたことから、ゴールデンタイムの放送を除けば視聴率もあまり当てにはならない。となると残されたのは、数値化できない「注目度」や「話題性」だ。

(※左画像はファンが作ってネットで発表した消しゴムはんこ。)

■オリジナルアニメだからできる衝撃の展開 製作側も曲者揃い

『魔法少女まどか☆マギカ』は原作となる漫画や小説が存在しない、オリジナルアニメだ(同時期にコミカライズ版はスタートしているが、ストーリーはアニメの後追いになる)。だからこそ視聴者の予測を裏切るような「衝撃の展開」を見せることで、一気に話題を独占できる。『まどか』の場合、第三話のショッキングなシーンがまさにそれだった。

また製作側も一筋縄ではいかないメンツ揃いだ。

『化物語』で前衛的・実験的な手法を用いながらも大ヒットさせた、アニメ製作会社「シャフト」と、監督の新房昭之さん。そしてアダルトゲームブランド「ニトロプラス」のシナリオライターである、バイオレンス展開が得意な虚淵玄さん。三者が結束して立ち向かうテーマが、アニメのジャンルとしては定番にして王道ながらも、逆に手を出しにくい「魔法少女」。

今のところシャフト・新房・虚淵による「化学反応」と、彼らのネームバリューも含めた「話題性」によって、『まどか』は圧倒的な注目を集めている。

彼らが描き出す「魔法少女」はどんな展開を見せ、どんな結末を迎えるのか。今までの彼らの実績が視聴者に強烈な印象を残しているからこそ、逆に全く予測不可能だ。

※画像(http://www.madoka-magica.com/)

(小山内)

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(参考リンク)
『魔法少女まどか☆マギカ』まどかとマミの消しゴムハンコが作られる!
(消しゴムはんこスクショ元)

小山内 聡(おさない そう)
漫画とアニメとゲームが好きで軍事オタクの文系大学生。趣味はノンフィクションを読むこと。はてなダイアリー『日の丸海賊団』で書評を書いています。
http://d.hatena.ne.jp/kurohige-ossadot/
ツイッターはこちら↓
http://twitter.com/#!/ossadot

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